たとえば、「あるボタンを押すと今の自分にとって必要な教育的なコンテンツしか出てこない」というようなフィルターがかかればいいのかもしれませんが、ウェブだといつのまにか、自分が勉強しようと思っていたこととは違う、全然関係ないことに辿りついてしまい、そのまま流されていってしまうということがよくあります。こんな現象を、イスラエルの教育メディア学者ガブリエル・サロモンは、「バタフライ・ディフェクト」と呼びました。つまりウェブのようなメディアだと、誰もがフラフラと飛び回ってしまうだけで、落ち着いて深い思考や学びができなくなる危険性がある。[185〜186ページ]
— 飯吉透
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