「グローバルウェブ」を牽引する第二要素は、欧米に相変わらず根強くある、世界全体への関与の意志です。グーグル中国問題のところでも述べた、ヨーロッパ近代以来のイデオロギーやアメリカ建国以来の思想を体現し、民主主義や資本主義といった自らが信奉する価値観を世界中に普及させようという情熱です。
また、欧米エスタブリッシュメント層の中には、持てる者が持たざる者に手を差し伸べるべきという考え方や「ノーブレス・オブリージ」的な規範で行動する文化も根付いていますが、そういうことがウェブ進化と融合し、本書のテーマであるオープンエデュケーションというムーブメントにも結びついています。[43ページ]
— 梅田望夫
#open-education #education